シベリアの森と草原から

最果ての地の白夜を求めて

Entries from 2020-05-01 to 1 month

"信仰"

知性と楽器。 この2つの事物は、私の中で非常に大きな価値を持っている。「神聖視」という表現が近い。私には特定の神仏への確固たる信仰があるわけではない(とはいえ無神論者というわけでもない。あえて言うならばゆるやかな神道だろうか。唯一神は特に信…

loveという広義な単語

私は愛と恋とをまるで異質の別物と捉えている。もちろん両方の感情が共存する場面は多いだろうが、意味合いというか感情の性質はかなり異なる気がしてならない。英語だとどっちもloveになってしまうが、正直違和感がある(両者を区別して言うにはどうしたら…

自己肯定感を考える怠け者

自己肯定感とは、何なのだろう。 自己肯定感には2種類あると思っていて、一つは「これができたから、これがやれたから偉い」みたいな条件付きのやつ。もう一つは「存在していて良いんだ」みたいな無条件なやつ。前者しか持っていないともしそれが失われてし…

名付けたがりのセクシュアリティー 後

本当は前回の記事で書ききってしまうつもりだったのだが、自分の恋愛・性的指向について考えているうちに長くなってしまった。以下ではその話をする。 ②指向 「恋愛指向」も「性的指向」もとりあえずヘテロと出た。まあそうだろうとは思う。でも「限りなくヘ…

名付けたがりのセクシュアリティー 中

予め詫びておこう。この話は今回で終わるはずだったのだが、書き始めると存外長くなってしまったため、今回は中編であり次を後編とする。…それだけ自分の中でも結論が出しにくい話ということなのかもしれない。 こんな一般人のセクシュアリティーをわざわざ…

名付けたがりのセクシュアリティー 前

私は多分、平均的な同年代の日本人よりはヒトのセクシュアリティーの多様性を理解「しようと努めている」(本当は理解していると自信を持って言えれば良いのだが、今の自分にはそう言い切ってしまうのはあまりにも傲慢に思える)。LGBTなんて呼称はあくまで…

化粧、時々服の話

私は女の身体を持って生まれ、特に身体の性に違和感を抱くこともなく、25年近く生きてきた。ほとんど覚えていないが幼い頃には一応メルちゃん(だったと思う)で遊んでいたらしいし、かわいいキャラクターは今も昔も好きだし、スカートを履くことに抵抗感を…